こんな場面を想像してみてください。食生活をしっかり整えようと決め、朝はアボカドとトマトのトースト、昼はほうれん草のサラダを食べ、消化によいと話題のコンブチャも取り入れました。ところが、元気になるどころか、激しい片頭痛、頭がぼんやりする感覚、原因のわからない肌のトラブル、ひどいお腹の張りに悩まされてしまいます。
何がうまくいっていないのでしょうか?心当たりがあるなら、問題は健康的な食べ物そのものではなく、ヒスタミン不耐症である可能性が高いと考えられます。これはヒスタミノーシスとも呼ばれます。
ヒスタミンとは?なぜ体内に蓄積するのでしょうか?
ヒスタミンは、本来「悪いもの」ではありません。体が自ら作る生命維持に欠かせない分子で、神経伝達物質として働き、胃酸の分泌を調節し、免疫反応を仲介します。アレルギーのときにくしゃみが出るのも、ヒスタミンの働きによるものです。
問題が起こるのは、バランスが崩れたときです。ヒスタミンは食事からも体内に入ってきます。健康な人では、腸内のDAO(ジアミンオキシダーゼ)という酵素が、食事由来のヒスタミンを分解します。しかし、DAOが十分に作られなかったり、腸の状態が乱れたりすると、ヒスタミンが血液中に蓄積し、さまざまな問題を引き起こします。英語圏の医学文献では、頭痛、じんましん、慢性的な疲労、消化器症状といった特徴的な症状で知られる状態です。
ヒスタミンを多く含む食品のジレンマ
この状態の難しい点の一つは、症状の「原因」となる食品が、健康的な食事の中心を占めていることが多い点です。ヒスタミンを多く含む食品や、体内でのヒスタミン放出を促す食品には、次のようなものがあります。
- アボカド、トマト、なす、ほうれん草。
- ザワークラウト、ケフィア、コンブチャ、ヨーグルトなどの発酵食品。
- 熟成チーズやソーセージなどの加工肉。
- 魚の缶詰や燻製。
- 柑橘類やいちご。
体への負担を軽減するため、専門家はこれらの食品を避ける低ヒスタミン食を一時的に勧めることがよくあります。しかし、Vivabiomaは、生涯にわたる食事制限が本当の解決策ではないと考えています。根本にある腸に目を向ける必要があります。
腸内微生物叢:ヒスタミンを処理する中心的な場所
多くの人、そして専門家のなかにも、ヒスタミンの処理が自分の遺伝的な特徴やDAO酵素だけで決まるわけではないことを知らない人がいます。ヒスタミンの処理は、腸内微生物叢(マイクロバイオータ)にも直接左右されます。
腸内に生息する細菌は、この過程で二つの異なる役割を担っています。
- ヒスタミンを産生する細菌:腸内の特定の菌株は、食べ物に含まれるアミノ酸を発酵させ、追加のヒスタミンを作ります。そのため、何を食べているかにかかわらず、体の内側から症状を悪化させます。
- ヒスタミンを分解する細菌:一方、健康なマイクロバイオームには、ヒスタミンの分解や炎症の軽減を積極的に助ける有益な細菌が存在します。
前者が過剰に増え、後者が不足している場合、どれほど厳格な食事制限をしても、それだけでは回復に十分とはいえません。
Advancedマイクロバイオーム検査とUltra検査では、腸内微生物叢を詳細に遺伝子シーケンシングします。どの細菌がいるかをお伝えするだけでなく、その機能も分析します。つまり、あなたのマイクロバイオームがヒスタミンを処理する実際の能力を、非常に高い精度で評価できます。
この分析で何がわかるのでしょうか?
- ヒスタミンを産生する細菌が過剰に存在するかどうかを確認できます。
- DAO酵素の産生に重要な、腸管バリアの状態を評価できます。
- 特定のプロバイオティクス菌株の推奨や、具体的な栄養指針を含む、個別の行動プランが得られます。一般的な市販のプロバイオティクスのなかにはヒスタミンを増やすものが多いため、菌株の選択が重要です。
片頭痛や肌のトラブル、原因のわからないアレルギーは、腸からの助けを求めるサインかもしれません。制限するだけでなく、まず知ることから始めましょう。Vivabiomaの分析で自分ならではの体の仕組みを理解し、食事を恐れず楽しめる毎日を取り戻しましょう。